令和3年 釋尊涅槃会法要

令和3年 2月15日(月)午前11時より釋尊涅槃会法要が厳修されました。

今日はこの時期としては暖かな気温3度、雨天です
本土入り口には、冬季間の参拝時間が掲示されています。
参拝は午前8時から午後5時までにお願い致します。
釋尊涅槃会法要は、お釈迦様のご命日です
本堂の中をご紹介いたします
正面には、釈尊涅槃図が掛けられております
お供えされているお花です
 1年に一回、お釈迦様の御命日だけお供えする涅槃団子です。
お釈迦様の御遺骨を模した物と言われて居ります。
法要後、ご参詣の方々に分けて配られました。
仏様にお供えされているお菓子は、
子供の頃からなぜか気になります
写真を取りましたのでご紹介いたします
美しい和菓子です。春が待ち遠しくなります
こちらはお団子です。他にも沢山お供えされていました。
多聞会でもご質問が多い、お寺様の御霊供膳(おりくぜん)です
1月はお赤飯でしたが、2月は白いご飯になりました
こちらは小さな器の御霊供膳です
ご家庭の御霊供膳はこのサイズと思います
法要が始まりました
方丈様が線香を供えられています
ご参詣様はコロナ感染対策として間隔を取って着座されています
手指の消毒とマスクの着用をお願いしています
方丈様の読経です。感染対策としてマスクを着用されています
マスク着用での読経は息苦しいのではないかと心配します
読経されているお経は「佛遺教経」です
お釈迦様の最後の説法の記録で、
弟子に語りかけたお言葉がお経になっています。
八大人覚」(八つの大人の目覚め)
という8つの教えを説かれました。
  1. 少欲(しょうよく )」必要以上の欲望を燃え立たせないことです。必要かそうでないかを見極める正しいまなざしを持ち、 自らを焼き滅ぼしかねない欲望の炎をコントロールすることです。
  2. 知足(ちそく)」現在ある自分自身と、置かれた環境を、深い思いをもって慈しむことです。もちろん、変革する必要があるものは、変えていかなければなりません。しかし 、まず自分と環境を慈しむことがなければ、心の安らぎは得られえず、変革もままなりません。
  3. 寂静(じゃくじょう)」騒がしさを離れ、一人の静かな時間を持ち、それを楽しむことです。
  4. 精進(しょうじん)」日々努力を重ねることです。怠ることなく、一瞬一瞬を大切に生きることです。
  5. 不妄念 (ふもうねん)」自分の生き方の信念を定め、それを常に心に置き、忘れないことです。
  6. 禅定 (ぜんじょう)」禅定とは坐禅のことです。これは、心を散らさず、よく調えることです。
  7. 智慧(ちえ )」自分の心とこの世界を、かたよらず、こだわらず、とらわれずに 観る智慧を持ち、それを育むことです。
  8. 不戯論 (ふけろん  )」戯論とは、無意味な言葉や議論のことをいいます。無駄な言葉を慎み、沈黙を守ることです。
曹洞宗関東管区教化センターから引用
佛遺教経は解りやすい文章になっていますので、
ぜひお読み頂くことをお勧めいたします
ご参詣様のご焼香です
ご参詣様のご焼香時、方丈様は「舎利礼文」をお唱えされます
法要が無事に終了いたしました。方丈様の法話です
佛遺教経」の八大人覚」(八つの大人の目覚め)
の教えについて、大涅槃図に描かれたお釈迦様入滅
弟子たちに語りかけていた言葉が教経になったこと等
4本の沙羅双樹の樹が、お釈迦様入滅時に真っ白になったこと
など、沢山のお話を頂きました。
沙羅双樹の花の色は平家物語の一節にも出てきますが
高木で花弁が白く美しい花です
お釈迦様入滅時には満開になったのではと推測します
【草津市立 水生植物公園みずの森】
にて本物の沙羅双樹を見ることができます
例年であれば、法要の後に御寺族様がお作りになった
お斉を頂いておりましたが、コロナ対策で取りやめとなり
方丈様から、永平寺の茶粥をお土産で頂きました
方丈様ありがとうございました。上の写真は自宅に戻って
から、頂いた茶粥を温めて器に盛り付けたものです。
永平寺で修行されているお坊さん(雲水様)が食して
いらっしゃるのかな、と想いながら頂きました。
来年は、皆さんでお斉が頂けるようにコロナも終息して
ほしいと願っています。

ーーーお知らせーーー
方丈様、4月2日に大本山永平寺で行われる、貫首様就任式「晋山式(しんさんしき)」お役目のため大本山永平寺に上山されます。このため3月中旬(9〜10日)と4月初旬(3月31日〜4月3日)に不在となります。
命日等で関係するお檀家様には方丈様からご連絡がございます。よろしくお願いいたします。

-----ご案内です-----

2月15日(月)午前11時より
釋尊涅槃会法要が厳修されます。
涅槃会とはお釋迦様のご命日です
御生まれになられた降誕会、お悟りを開かれた成道会と並び仏教寺院、仏教徒にとって大切な法要行事です。是非ご参詣をお待ちしてます。


*感染防止対策として入り口にて検温、手指消毒、席の間隔、換気等を行います、ご協力の程お願いいたします。
*感染予防の為、お斉は中止といたします。
*ご参詣の際はマスク着用をお願い致します。
*体調のすぐれない方はご無理をなさらないでください。