方丈さまのつぶやき

年頭にあたり謹んで皆々様の御多幸を祈念申し上げます
 令和二年庚子 元旦

令和最初の正月を迎えると同時に私も還暦を迎えさせて戴きました。子供の頃、還暦の方々はもう高齢者で引退が散らつく年齢と思って居りました。そろそろゆっくりしては?と周囲から思われる方も⁈近年の還暦はまだまだ若い!まだまだ働かなければなりません。長寿の時代と年金だけでは生活出来無い⁈後期高齢者にも入らないまだまだ働かなければならない働き盛り?老人倶楽部ではご老人のお世話をしなければならない若者⁈大変な時代でも有ります。還暦の本来の意味で有る干支が一巡する『生まれた時と同じ暦に還る』赤ん坊に還る第二の人生の出発と思い更に進一歩を、、、
昔、お年寄りの方が紙をめくるのに指先を舐めたり、文字を見るのに眼鏡を額にずらして見ている、そんな姿今は凄く良く理解出来ます。
『子供叱るな来た道だ、年寄り叱るな行く道だ』
全て我を映す鏡、、、