方丈さまのつぶやき「大本山永平寺退董式・入寺式」

 大本山永平寺退董式・入寺式

曹洞宗管長 大本山永平寺第七十九世慈航玄徳禅師 福山諦法猊下におかれましては九月二十九日午前十時大梵鐘十時半法堂鐘打ち出しにて御開山高祖道元禅師御征忌正當法要のお導師をお勤めになられ引き続き300人の山内山外関係寺院で満堂の法堂にて御退董のご挨拶をされました。

秋晴れの永平寺退董式入寺式
妙高台には第七十九世禅師様の書
1番奥の屋根が禅師様のおられる不老閣
法堂(はっとう)より不老閣への回廊

御開山さまのお給仕をさせて戴きましたが、有難い教えを何一つ体得もできず、わからずまいに終わってしまった、、、、、』と歩みを振り返えり感謝の日々であったと思いを述べられ、最後に『これにてお別れです。ご機嫌よろしゅう。さようなら』退董の太鼓が三打され法堂を後にされ、十二時四十五分大勢が見送る中、山門より永平寺を降りられました。

同日午後一時半大梵鐘 二時法堂鐘打ち出しに南澤道人副貫首老師が第八十世新禅師様として永平寺への入寺式が行われ、入寺諷経のお導師を勤めになられました。正式に新貫首として猊座につかれる晋山式は明年四月二日に予定されております。

(方丈様9月30日無事に本山からお戻りになりました。大変お疲れ様でした。)