蝉の声で思い出しました。
永平寺の修行時代に修證義の読経をテープ化するとの事で、 夜七時頃 法堂に100名以上の修行僧が集められ読経しました。
法堂の外は真っ暗ですが、 沢山の虫やムササビが鳴いて居りました。 鳴いている虫等の生き物は、普通 音がすると驚いて鳴き止みますが、 100名以上の修行僧のゴォーという読経が堂外に響きわたると、 何と鳴き止むどころか読経に合わせるかの如く一斉に更に大きく鳴 き始めました。 それはまさに我々修行僧と共に読経しているかの様で大変心地良い ものでした。菩薩行の実践、四摂法(ししょうぼう)布施、愛語、 利行、同事の中の正に同事行がこの時の読経だった気がします。
永平寺の修行時代に修證義の読経をテープ化するとの事で、
法堂の外は真っ暗ですが、