北海道室蘭市本輪西仏教会主催
花まつり(釈尊降誕会灌仏法要)

平成29年5月14日(日曜日)午前11時から、当寺におきまして、本輪西仏教会主催花まつりが開催されました。。本輪西仏教会は本輪西・港北・崎守地区にある7つのお寺さんの会で、色々な宗派のお寺が集まった会です。
 かわいいお稚児さんが来て下さいました
 本輪西仏教会各寺院の僧侶様です
 宗派が違いますので、お姿が違います
 當寺の方丈様が仏様に甘茶をお掛けになっています。
お稚児さんです。仏様もお喜びになられていると思います。
 本輪西仏教会各寺院の皆様、お稚児さま、またお手伝い・運営でご活躍されました當寺護持会の皆様、ご参加下さいました檀信徒・お檀家様、ありがとうございました。

お稚児さん募集です(受付終了しました)
花まつりでのお稚児さんを募集しています。方丈様(ご住職さま)までご連絡をお願いいたします。
衣装は京都の法衣店からの貸衣装を利用し、着付けもいたします。お子様にはとても良い思い出になりますので、どうぞご参加をお待ちしています。

北海道は寒冷な気候のため、多くの寺院では花祭りの時期を繰り下げて、温かい時期に行なわれます。
東南アジアの上座部仏教国では、ヴェーサカ祭り(仏陀記念日祭り)として5月の満月の日に祝われ、その日は釈尊の誕生日だけではなく、正道、初転法輪、入涅槃の日ともされています。平成29年は5月10日でした。
 禅のこころ-曹洞宗「花まつり」
 4月8日は、お釈迦さまのお誕生をお祝いする「花まつり」の日です。

お釈迦さまは、今からおよそ2500年前、現在のインド国境に近いネパールの地、ルンビニーの花園でお生まれになりました。お釈迦さまの誕生日のお祝いを「花まつり」というのはこのためです。

シャカ族の王子としてお生まれになったお釈迦さまは、「ゴータマ・シッダールタ」と名づけられました。一般的に「お釈迦さま」や「釈尊」と呼ばれますが、これは「シャカ族の尊い方」という意味を表す尊称です。

伝説では、お生まれになってすぐに七歩進み、右手で天を、左手で地を指差し「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と宣言されたといわれています。この言葉は「人は誰もが、かけがえのない命を生きている」という、仏教のもつ人間尊重の精神を端的にあらわしています。またこの時に、お釈迦さまの誕生を祝った竜王が甘露の雨を降らせたとも伝えられています。

「花まつり」は、曹洞宗寺院だけでなく、多くの仏教寺院や仏教系の幼稚園、学校などで、広く行われています。ルンビニー園の誕生の様子を表した「花御堂(はなみどう)」を飾り、その中央には天地を指差した誕生のお姿を安置し、甘露の雨を模した甘茶をかけ、華やかにお祝いされます。

「人は誰もが、かけがえのない命を生きている」 
思いを巡らせれば、私達は皆、お釈迦さまと同じように、誰にもかわることの出来ない、かけがえのない「いのち」を生きている事に気づくことでしょう。人類が誕生して以来、数え切れないほどの人びとが生き、また現在、数十億の人びとが共に存在しているなかで、誰一人として「わたし」と同じように生き、悩み、考え、行動する人はいないのです。

4月8日は、お釈迦さまの誕生をお祝いすると同時に、それぞれの「かけがえのない命の尊さ」に眼を向け、正しく生きることをお誓いする日にしたいものです。