方丈様のつぶやき(平成30年7月)

七月は当寺山門行持の両祖開山忌報恩法要の月です。
毎年暑中遠近より多数の方丈様のご随喜を戴き、檀信徒の方々と共に報恩行を勤めてさせて戴いて居ります。
宗門寺院として勤めなくてはならない大切で大事な法要であります
大寺院では、容易な法要であっても当寺の様な小さな寺院には一大事です。
先代住職は、その意味を十分承知の上で建物、費用、自分の関係立場から勤めたい気持ちを抑え行わずに終えました。
最後まで不退心の気持ちを貫いた先代が勤めたくても勤められなかった報恩の法要で有ります。
私にとっても、お檀家各位にとっても両祖様へ、御開山歴住様へ、そしてお檀家各家のご先祖様への報恩の行は勤めなければなりません。
今年も汗を流しながら勤めせて戴きます。
『恩を得ては   報を志すべし』